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「ヘンリー六世」三部作
すでに1年先のはなし。




2008年11月4日

速報!!
2009/2010シーズン開幕に、「ヘンリー六世」三部作一挙上演が決定!
新国立劇場では2009/2010シーズン開幕企画として、シェイクスピア史劇の大作『ヘンリー六世』三部作一挙上演を行います。





世界的にも上演が稀な『ヘンリー六世』三部作一挙上演決定につきまして、2009/2010シーズン・ラインアップ発表に先立ち、概要を先行発表いたします。
なお、2009/2010シーズン全ラインアップに関しては、2009年1月に発表の予定です。

新国立劇場2009/2010シーズン
『ヘンリー六世』三部作
<第一部>百年戦争 <第二部>敗北と混乱 <第三部>薔薇戦争
2009年10~11月 中劇場
作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:小田島雄志 演出:鵜山仁
芸術監督:鵜山仁

                         
主要キャスト(台本順):
浦井健治 
中嶋しゅう
津嘉山正種
松山政路
勝部演之
渡辺徹
金内喜久夫
村井国夫
木場勝己
鈴木瑞穂
上杉祥三
立川三貴
久野綾希子
中嶋朋子
ソニン
今井朋彦
岡本健一
ほか

※全出演予定者と主な役につきましては、後日掲載予定です。お楽しみに!


<あらすじ> 
第1部 百年戦争
 ヘンリー五世の葬儀が行われる中、この英雄の死がイングランドの暗い未来を予兆しているかのように、フランスにおける領土喪失、イギリス軍の苦戦など不穏な知らせが次々ともたらされる。国内では、グロスター公とウィンチェスター司教の反目から始まる貴族たちの勢力争いが表面化していたが、幼くして即位したヘンリー六世はうまく事態を収拾できない。武将トールボットだけが孤軍奮闘、フランス軍と果敢に戦っていたが、ランカスター家とヨーク家の対立で激化する貴族間の抗争のために十分な援軍を得られず、息子ジョンとともに壮絶な死を遂げる。一方フランスでは、天啓を受けたと称する羊飼いの乙女ジャンヌ・ダルクが皇太子シャルルのもとに現われて軍を起こし、神秘的な力によって一時はイギリス軍を圧倒する。やがて彼女は捕らえられて 火刑に処せられ、フランス軍も疲弊してくると両国間に和議が講じられる。サフォーク伯は自ら捕らえたアンジュー公の娘マーガレットの美しさに魅せられ、彼女とヘンリー六世との結婚をとりもつ。

第2部 敗北と混乱
 ヘンリー六世とマーガレットの結婚に反対する叔父の摂政グロスター公は、ウインチェスター司教らと対立し、彼らの陰謀に巻き込まれる。妻エリナーが魔術を使ったかどで逮捕され、グロスター公自身は無実を主張するが、反勢力に押し切られたヘンリー六世に摂政の地位を追われ、王妃の愛人となったサフォーク公らの策謀によって暗殺されてしまう。このような貴族間の抗争の最中、ヨーク公は着実に勢力を拡大してゆく。ケント州で蜂起したジャック・ケードの一揆を操り、王の権力を揺さぶる。ケードは一時ロンドンに迫るが、急速に勢力を失い、逃走中忍び込んだ庭園の持ち主に殺される。またサフォーク公は、グロスター公の死を悲しむヘンリー六世によって追放され、フランスへ渡る途中海賊に殺害される。軍を率いてアイルランドから戻ったヨーク公は、かねてより要求していた政敵サマセット公の追放を王が実行しなかったことに憤り、ヘンリー六世を公然と誹る。こうして薔薇戦争の火蓋が切って落とされ、緒戦はヨーク側白薔薇の勝利に終わる。

第3部 薔薇戦争
 優位に立ったヨーク公はヘンリー六世に譲位を迫るが、弱腰の王による皇太子廃嫡の回答に納得できない王妃マーガレットが大軍を率いてヨーク一派と戦う。この第二戦は数で赤薔薇の勝利となり、捕らえられたヨーク公は、マーガレットによって辱めを受けた後、惨殺される。父の死を知った息子エドワードとリチャードはヘンリー王打倒を誓う。戦争はさらに激化し、やがて王妃たちは敗走、ヨーク側が勝利を収める。ウォリック伯がエドワードの即位を提唱し、フランス王ルイ十一世の義妹ボーナとの結婚を勧め、使者としてフランスに向かう。エドワードは、二人の弟をそれぞれグロスター公、クラレンス公に叙し、エドワード四世として戴冠する。しかし、一目惚れしたグレイ未亡人と結婚してしまった王は、怒ったウォリック伯の謀反を受けて軟禁されるが、リ チャードの助けで脱出し、軍を率いて交戦する。ウォリックは破れ、フランス軍の援助を得て戻ってきた王妃も王子エドワードとともに捕らえられる。王子は母マーガレットの眼前で刺殺され、幽閉中のヘンリー王も密かに王位を狙うリチャードによって葬られる。

<企画について>
15世紀イギリス史上名高い薔薇戦争の史実をもとに、シェイクスピアの作品中唯一、三部に渡る壮大な歴史劇。この作品の持つ普遍的な人類の愛憎、戦闘の様相と現代の我々の社会との接点を探りながら、さまざまな人間の生き様に焦点を当てる試みとなる。
三部作には二百を超える役が登場するが、今回は三十余名の俳優によるカンパニー形式を採り、各俳優が複数の役を演じることとなる。公演形態は一、二、三部を日替わりで上演するレパートリー上演方式とし、土曜・日曜などには二部連続、あるいは三部一挙上演も検討中である。
世界的にも『ヘンリー六世』の三部一挙上演の記録は数少ない。日本での三部連続上演は1981年にシェイクスピア・シアター(出口典雄演出)によって初めて行われている。


<『ヘンリー六世』によせて――芸術監督 鵜山仁>
「薔薇戦争」とは 強烈なアイロニーなのだ

これはイングランドの王位継承をめぐる「華麗な」戦いでも
美しく装丁された書物の中に終息する「歴史」でもない

むしろ人間の宿命というの原形質の中に埋め込まれた
あくことのない愛と憎しみの連鎖

人間という生き物が
何とか知恵と希望を得ようとしてもがき苦しんだ驚天動地の闘病記録 
血と涙と笑いとであがなった崇高にして下賤な「茶番劇」である




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