周りの不評をよそに、私にはユヒカルは見事なクリーンヒットでした。
何であんなに周りでは不評だったのか。
よく分からん。
でかいから?
そんなの見る前から分かってる‥‥
プロローグオスカル画があいた瞬間、ちょっとびくびく(どきどき)したのは事実。
ゆうひさんの化けぶりは?
あら、オスカル様だわ。
ビジュアルは、すごい私好みのオスカル様。
ほ〜(感心)
クマクマしてる以外は問題なし。
(あの化粧をしても隈がすごいのが分かる)
しかし次の瞬間から、私の目はバラの青年A(「Aです、Aです!!」強調)とバラの娘Aに釘付け。
あら、みらんちゃん綺麗。
(でももみ上げは健在)
みなみちゃん可愛い〜〜
でれでれ

あまりにでれでれしていたので、フェルゼン様とオスカル様の銀橋渡りには気付かず。
(3回目の観劇時にやっと見た)
ベルサイユ宮モンゼット侯爵夫人(オスカル隊)とシッシーナ伯爵夫人(フェルゼン隊)のざーます合唱隊。
ここのゆうひさんはあんまり好きじゃなかった。
何故なのかよく分からなかったけれど、後から考えるに、多分ゆうひさんが最初からものすごい夫人連を冷めた目で見ていたせいかも知れない。
オスカルは人を冷たい目で見る人ではないんじゃ?
ゆうひさんのクールぶりがちょっと発揮されすぎやも知れん。
カーテンオスカル様が父上にはたかれて、あぁん(なんて言いません)とか弱く(人によっては)倒れるシーン。
ユヒカルは、にしきパパにはたかれた位じゃ倒れそうもないんですが‥‥
絶対倒れないって。
猫かぶりなオスカル様を心配して、とことこ駆け寄る瞳ドレ。
「さ、オスカル」とかって言ってオスカル様を立たせてあげます。
瞳ドレにユヒカルは立たせられるまい。
とか、そういう突っ込みは一々入れてるとキリがない‥‥
「当たり前の女性として育っていたら〜」云々の台詞は、ユヒカル微妙に白々しく聞こえます。
あたし、この生き方を後悔してませんから。って体全体から漂っているせいか?
庭園ジェローデルの、まるで他人事のような「近衛隊は大変だな」という台詞が毎回気になって気になって仕方ない。君は近衛隊員じゃないのか?
昼も夜も働いている近衛隊員。そりゃクマクマもするな。
(いつ寝てるの?朝か?)
オスカルの嘆きに、軽く応えるアンドレ。
これ原作読んでない人が見ると、アンドレっていい加減な男、としか思えないんじゃ?
原作読んでるから、あんまり感じなかったけど、この舞台のアンドレだけ見たら、アンドレって何者?って感じじゃないか。
オスカルは何でアンドレにいくのかね。振られたからヤケになった?
くらいにしか思えないような‥‥大丈夫か、アンドレ?
ところで、小石につまづくオスカル様。
全ツで見た時からやばい気配は感じたが、
つまづくユヒカル
支える瞳ドレ
これ絶対無理。
ユヒカルがつまづいて倒れかかった途端、瞳ドレは私の視界から消えました。
瞳ドレ、ユヒカルにすっぽりだよ!
(まさに「でかくてすっぽり」)
誰もが瞳ドレがユヒカルを支えきれず倒れてしまうんじゃ‥‥という危惧を抱く恐怖の数秒。
ああ良かった、倒れなかった。一安心。
会場の不安をよそに、瞳ドレは「天下国家を憂うものが、小石につまづいてどうするのだ。あっはっは」と、江戸っ子にしか聞こえないリキの入った笑い声を残して去って行きました。
あれ絶対フランス人じゃないよ。
ユヒカルはユヒカルで、「アンドレ〜」と妙にをとめチックに去って行くし、やっぱこれコント?
(でも好き)
宮殿大広間フェルゼン様大演説大会の開催。
自分のことべらべら喋るのもちょとかっこ悪いんですが、それ以上に、人のこと勝手に喋るな!
せめて自分のことだけにしていただきたい。
人の秘めた想いまでばらして去って行くのはあんまりです、フェルゼン様。
ところで、「身を引く愛」ってアンドレのことなんですかね。
アンドレとはまったく接触ないですよね、この話では。
でも知ってるんだ。
しかもばらしちゃうんだ‥‥
アンドレ的には「身を引く」以前に、何もしてないんですがね。
前に出てないよ、アンドレ。
あれはむしろジェローデルに対する言葉なんじゃないかと思うんだけれど、アンドレがやる気満々(嘘)で、「あ、それ僕です(挙手)」みたいに前に出ちゃうもんだから、さらに観ていられない場面になりますな。
前に出るな、アンドレ!
そして、後ろに下がるな‥‥
ストックホルム、フェルゼン邸の庭ストーカー疑惑のジェローデル登場。
何で今宵一夜のことまで知ってるの?!という驚きをよそに、平然と「オスカルとアンドレは強く結ばれました」と言い放つジェローデル。
覗いていたのか、ジェローデル。
大抵の人はそう思うわけですが、フェルゼンファンのMさんは「オスカルとアンドレとどっちがお喋りだったのかしら?」と言ってました。
そっちが吹聴したということもあるのか。目から鱗。
(どっちにしてもあんまりだけど)
回想 オスカルの部屋(回想されたくないんですけど)
ユヒカルは、上着を鏡台の椅子に放置してました。
綺麗な上着が床にたれちゃってるぞ、ユヒカル!
(一回目のみ。次からはちゃんと綺麗に椅子の上に乗っけてた)
ちなみに、水カルから変更されたようです、上着の起き場所。
「星が綺麗だ」なんて言ってみるユヒカル。
何か、本当に、「言ってみる」って感じだった。
心からっていうより、ちょっと話のきっかけに言ってみた、みたいな。
でも恥ずかしいから微妙に照れまじり、みたいな。
瞳ドレを呼びたかったんだな、ユヒカル。
でも普通に呼ぶのは恥ずかしかったんだな、ユヒカル。
それでも「星が綺麗」なんて自分に似合わない台詞を言うのは恥ずかしかったんだな、ユヒカル。
そういうのがよく分かる「星が綺麗だ」でした。
ユヒカルのをとめぶりが少しずつ強まる気配。
そしてユヒカルのみ、アンドレがオスカルの肩に手をかける→オスカル長椅子へ移動。という演出がなくなりました。
とっとと長椅子に座るオスカル。
決して近寄るなっ!という演出家の声が聞こえる気がする‥‥
でも近寄らないわけにはいかないのよ、「強く結ばれる」んだから。
「私を愛しているか」と告白を強要(違)するユヒカル。
「愛しているともっ」えらい勢いで熱烈告白の瞳ドレ。
瞳ドレの熱烈告白もすごいが、これを聞いてるユヒカルの嬉しそ〜な雰囲気がこれまたすごいぞ。
ユヒカルが喜んでる〜〜でも表情はあんまり変わってないぞ。
すごいな、ユヒカル。表情あんまり変わってないのに、喜んでるのが分かるとは。
嬉しいんだけど、嬉しい顔するのは恥ずかしいの。でも嬉しいの。
っていう微妙な頬の線がえらい可愛らしかったです。
をとめだな、ユヒカル。
でかいけどをとめだな、お前。
「アンドレ・グランディエの妻と呼ばれたいのです」と瞳ドレの腰にしがみつくユヒカル。
ここ、オペラ必至。
絶対オペラでアップで観ましょう。
引いて観ちゃうと瞳ドレの華奢さとユヒカルの肩幅の対比がすごいことになってます。
上が小っちゃくて下がでかいというシルエット。
ユヒカルったら膝立ちなのに、それでもでかいのよ。
瞳ドレの小っちゃさが最も際立つ危険なシーンですな。
でもオペラでアップで観たらあんまり気にならないから大丈夫。
皆さんオペラ持ちましょう。
役替わりDVDでも是非ともでき得る限りアップで撮って下さい。
ユヒカルはアップで!
カーテン引かれる寸前のキスシーンはあんまりアップじゃなくてもいいけど‥‥
瞳ドレのキスがやたらエロエロだし‥‥
そんなとこに気合入れなくていいから、貴方!
回想 カーテン唐突にやってくるベルナール&ロザリー夫婦。
何だこの人たち?
という客席の疑問をよそにすごい勢いで喋り出し、これまたすごい勢いで去っていきます。
回想 パリ市内市民モモカが「くそったれ」と言うのは脚本通りなのか非常に気になる。
そんな台詞をタカラジェンヌに言わせるのか?
でもアドリブだったらもっと大変‥‥
このシーンでは、他の場面で動きを封じられた組子が好きなだけ芝居していて観ていて楽しい。
ここだけしか動けないのか‥‥とちょっと哀しさも感じるけど。
何でか一人橋の上に立ち、当然のように標的にされるアンドレ。
「命だけは‥‥大切に」って、貴方も大切にしなさいよっ。そんな撃って下さいみたいなとこに立ってちゃダメよ。
と思いつつ、瞳ドレのお歌を楽しみます。
ちゃんとヅラは手直しされたらしく、動いても乱れていませんでした。
よし、よく直した。
回想 バスティーユバスティーユのシーンは、あの音楽を聞くだけでわくわくします。
ああ、いいねぇ、バスティーユ。
撃たれたユヒカルの、「お前はもう、いないのか」という台詞が、この舞台唯一の(私にとって)泣き所。
ユヒカルのをとめ心をかき集めた切なげな口調が涙を誘います。
ぱたり、というか、ばたり、とユヒカルが亡くなってしまうと、こっそりジェローデルがセリ上がってきます。
あれだけ意味なくセリ上がる人も珍しいですな。
国境近くとうとう出番です、村の男と村の女。
無邪気に色気はなくくっちゃべっての登場。
しかも百姓(「農民でも百姓でもなくて村の男!」主張する人に怒られますな)なのに、なぜか妙に綺麗どころが揃ってます。
馬車「私はせめて王妃様だけでも」と行け行けなフェルゼン(行け行けじゃなくて、「行けフェルゼン」ですから、という主張もあった模様)。
このシーン。かなり厳しい。
照明の落ちた場内。
どでかいスクリーンに映し出される背景。
馬車のかける様子に合わせて流れていく景色。
‥‥う、気持ち悪い。
あれ観ていると気分が悪くならないのかな?
「テレビを見る時は、お部屋を明るくして離れて見ましょう」というアニメ番組の冒頭の注意書きを思い出す。
絶対その内気分悪くなる人いるって‥‥
東京では場内を明るくするか、背景を動かさないで欲しい。
牢獄〜断頭台何で無理矢理ベルナール&ロザリー夫婦は王妃様にスープを飲まそうとするのか。
いらないって言ってるのに。
体を空っぽにして綺麗に死にたい、という王妃様の望みは叶えてあげないベルナール&ロザリー夫婦。
前半の王妃様が艶やかに美しいだけに、飾り気のない蒼白な表情が痛々しいとなみアントワネット。
フェルゼンの手を振り切り、毅然と行くアントワネット。
とても美しい。
それに比べるとフェルゼンは最後まで何だかなぁ‥‥
それはわたるさんの罪ではなく、フェルゼンという役が悪いのだ。役が。
フィナーレA(ロケット)本当に唐突に始まるロケット。
今までの話は何だったんだ、という唐突さ。
フィナーレB(小雨降る径)ゆうひさんは黒髪でした。
おお、別嬪。
しかし、男役仕様(補正済)のわたるさんと並んでも、ゆうひさんの肩幅の立派さが目立つ目立つ。
うぅむ、恐るべし、大空祐飛。
ぐいん、とそっても、何も見えなかったので、どうやら押さえはしたままのようです。
フィナーレC(薔薇のタンゴ)おらおら隊のご登場。
本当に、見事なまでに、大階段上と、無事下におりてからの表情が違う。
おりた途端のあの嬉しそうな表情といったら。
君たちよっぽど怖かったんだな。
あまりにおらおら激しいので、私ベルサイユのばら観てたんじゃなかったっけ?という疑問さえ湧いてくるのです‥‥
産経リビング貸切では「産経っ!」と叫んでおりました。
フィナーレD(ボレロ)となみちゃんお披露目にしてやたらと大人っぽいボレロだけれど、どうも変な振り付け〜という以上に感想がない。
フィナーレE(オマージュ)唯一の娘役の出番。ちょこっとだけど‥‥
男役の大階段はやはり見ごたえがある。
みらんちゃんやゆかりさんがすごく綺麗。
大人になるお年頃かしら。
出雲さんのカゲソロも効いてます。
グランド・フィナーレ出たぞ、出雲エトワール。
隣から「さすがねぇ」という声が聞こえた。確かにね‥‥
銀橋でのパレードでは、なぜかフェルゼン様(トップ)が最後にご挨拶するのはアントワネット様(トップ娘役)ではなく、アンドレ(二番手)でした。
それってあり?相手役はアンドレだったのかしら?ありえない‥‥
何だあの挨拶の順番は。
というわけで、最後に大きな謎を残してベルばら終了。
予想以上にユヒカルが好みだったので、何とか二泊三日4回観劇には耐えられたものの、これがまだまだ延々と続くのかと思うとげんなりします。
が、会場内の熱気は普段とは比べ物にならないくらい熱い。
あんなに立ち見が出てるなんて。
等身大フェルゼンとアントワネットに群がる人たちもたくさん。
隣のおばあ様も舞台を食い入るように見ていましたっけ。
そういうのを見ると、ベルサイユのばらの力を感じざるを得ません。
喜ぶ人が大勢いるんだから、やる意味はあるんでしょう。
多くの人が喜んでくれるものを。
そういう意味では、ベルサイユのばら偉大なり。